パチンコ 中級者向け記事 雑学コーナー

小当たり、小当たりRUSHの仕組み 徹底解説

更新日:

2020年5月14日 

小当たりRUSH起源の機種を修正、追記しました。

コメント欄のご指摘感謝いたします。

 

2020年3月13日

小当たりラッシュ機と潜伏確変

について更新しました

 

 

 

パチンコで

「小当たりラッシュ」

というシステムの搭載された機種がありますが、

そもそもこれはどういう仕組みなのでしょうか?

今回はその仕組みをひも解いて解説していきます。

 

なんとなく打ってたら玉が増える状態という認識から

もう少し踏み込んで詳しくなっちゃいましょう。

 

 

 

 

小当たりとは

まず、小当たりというものについて。

小当たりとはパチンコ機において表記される

大当たり確率には含まれていない当たりです。

これに当選するとほんの少しの間アタッカーが開放します。

 

確変に突入したり時短になったり、

内部状態に変化があることはないので2R確変(突確)とは別物。

突確や突通は台の内部状態に変化があるため

大当たり確率に含まれています。

 

 

では、小当たりとはなんなのか。

その仕組みをひも解くため、まずは羽根物の話からお話しましょう。

 

羽根物というジャンルのパチンコを知っている方であれば

「なんで小当たりの説明で羽根物の話?」と思うでしょうが

実は羽根物と小当たりはとても密接な関係にあります・・・。

 

 

 

羽根物のしくみ

みなさんは羽根物という種別のパチンコをご存知でしょうか?

オープンチャッカーに入ると羽根が開放、

羽根に入った玉がVに入れば大当たりというシンプルな仕様の台です。

羽根に玉が入るとアタッカー入賞と同様の玉が払い出されるのがほとんど。

 

大当たりしたら専用のアタッカーが開く機種もありますが、

昔からあるタイプの羽根物は大当たりしたら

何度も開いたり閉じたりを繰り返す羽根に玉を入れて出玉を獲得するのが基本。

 

 

CRA TOKIO PREMIUM

今も設置のある機種ではトキオデラックスシリーズとか

見ての通り、アタッカーがどこにもありません

Vに入って当たったら羽根部分がパカパカ開きます

 

 

通常時は羽根に玉を入れてVに入れば大当たり。

 

・大当たり後もそのまま同じ場所に玉を入れて玉を増やす

・通常時大当たりを狙うために玉を入れる箇所と大当たり中に開く箇所は同じ

・羽根物は当たればアタッカーではなく羽根に玉を入れて増える

・デジパチのアタッカーと羽根物の羽根は同じ役割で使われている

・パチンコは大当たり=アタッカーが開放するのが大前提になっている

 

 

では、このタイプの羽根物のアタッカーはどこ?

 

 

「STAP細胞はあります!」

 

…間違えた。

「アタッカーはあります!」

 

上の箇条書きしたヒントをもとに少し考えてみましょう。

 

・・・・・。

 

ピンときたでしょうか?

 

正解を言うと、実はこの開いている羽根部分がアタッカーなんです。

だから当たると羽根が開くんですね。

でも、そうなると通常時の仕様に違和感。

1オープンの穴に入ると羽根が1回開く。

2オープンの穴に開いたら2回羽根が開く。

オープン穴に入ったら大当たりでもないのに必ずアタッカーが開いている?

なんか変ですね。

 

しかし、普通の図柄を揃えるようなパチンコでも大当たりでもないのに

アタッカーが少しだけ開く演出をどこかで見た記憶はありませんか…?

通常時にモード移行とかでアタッカーが何度か短くパカパカする…とか。

 

 

そうです。小当たりですね。

 

 

羽根物の羽根開放は実は小当たりなんです。

 

では、この羽根を開かせるオープンチャッカーはなんなのか。

その実態は普通のパチンコのスタートチャッカーと同じものです。

 

1に入ると1回羽根が開放。2に入ると2回開放。

こんな感じですが、

 

実際は

1チャッカー→アタッカーを1回短開放する小当たりが必ず当選するスタート

2チャッカー→アタッカーを2回開放する小当たりが必ず当選するスタート

 

こんな仕組みになってます。

 

1チャッカー=ヘソ 2チャッカー=電チュー

こんな感じに書くとわかりやすいでしょうか?

 

デジパチにおける ヘソと電チューの振り分けと同様に機能していたんです。

現行のパチンコでは振り分け内容の違う抽選ができる穴は2種類まで。

ヘソと電チュー以外の3つ目の抽選はつけれません。

なので、羽根物でも羽根開放の回数穴は2種類までしかないですね。

 

基本は左右に1チャッカー、真ん中に2チャッカー。

この2種類以外に3回開くチャッカーなんてものは搭載されていません。

 

 

補足

スタートは2種類以内であれば

小当たりの内容で何回開かせるか自体は抽選で決定する事もできるので

開放回数が複数ある羽根物もあります。

 

CRAもっと!レレレにおまかせ!もういっかい!

古くなって今は設置店舗がもうほとんどないですが、

バカボンの羽根物「もっと!レレレにおまかせ」

羽根の開く回数が複数あり、抽選で決定する機種

左右のチャッカーは1~3回、真ん中は2~3回開きます

開放パターンは複数あっても抽選している保留は2種類です

 

 

 

では、なぜ小当たりなのにV穴に入ると大当たりになるのか。

 

 

小当たりはVに入賞する事で残りのラウンドへ継続させ、

実質大当たりに変化させる事ができる

 

 

単純に「Vに入れば大当たり」と言えばいいのに

妙な表現をしてしまっているように見えますが、これが正確な説明。

 

 

実際の仕組みはVに入ったら大当たり…とはちょっと違うんです。

あくまで、残りのラウンドへ継続させる権利を得るという話。

 

実際はチャッカー入賞時にVに入った時のラウンド数も決まっています。

 

 

実際のフローはこんな感じ

Vに入る=ラウンド継続(大当たり)

入らない=小当たりとして終了

 

 

大当たりになるかどうかはVに入るかどうかで分岐しています。

 

もちろん、玉を拾わせられずに羽根が閉じてしまっても

小当たりとして終了です。Vに入りませんので。

 

羽根物は役物内でVに入るかどうかの抽選をしている

と見ているのが一般的ですが、

実際はアタッカーの中でV入賞を抽選していたわけですね。

 

昔のパチンコとは違って、

今の羽根物は大当たり時に表示されるラウンド数がずれています。

 

大当たり最初のラウンドのはずなのに画面に2ラウンド目と表示。

これは最初の羽根開放が1ラウンド目であるため。

小当たりは全て実は大当たりなんですね。

 

画面の表示や点灯しているランプが16ラウンドでも

実際に消化している大当たりは15ラウンドぶんだったり。

このずれ、実際は小当たりを1ラウンド目とした正確なラウンド数の表示です。

 

 

 

 

 

 

1種2種混合機とは

この羽根物のシステム、

羽根物だけではなく1種2種混合機といわれるパチンコにもあります。

 

具体的に機種名を挙げると

 

CR戦姫絶唱シンフォギア

CRF戦姫絶唱シンフォギア

 

CR緋弾のアリアAAなど。

CR緋弾のアリアAA JPH

 

新基準ではPゴッドイーターもそうですね。

P GOD EATER‐ブラッドの覚醒‐MVY2

 

 

 

これらの機種は右打ちに入ると手早く大当たりが

高確率で連チャンする爽快感が魅力となっています。

 

これらの機種の当たりが

早いッ!早すぎるッ!早さが爆発しているッッ!

というレボリューションな仕様はどうやって実現したのでしょうか…?

 

 

右打ちに入ってから図柄が揃ったりして大当たりすると

「Vを狙え!」だの「Vを狙って!」などが発生していますね。

 

この「Vを狙って!」の正体、実は小当たりです。

 

指示通り普通に打っていれば

アタッカー内のV穴に入って大当たりが開始されます。

 

先ほどの羽根物の説明を思い出してください。

Vに入ると大当たり。入らないと小当たり。

同じですね。

 

 

では、狙って!の時に玉を飛ばさずに

黙って見ているとどうなるでしょう?

 

 

…はい。大当たりが消滅しました。

 

 

図柄が揃って「おめでとう!」と言われたにも関わらず、

なにごともなかったかのように次の回転が開始。

 

羽根物で羽根がオープンした時に玉が入らなかったのと同じ状況なのです。

Vに入るかで分岐しているので

「玉を入れないとVに入らずに小当たり」という扱いで終了。

 

パチンコの現行規則では

確変中に上昇させられる大当たり確率は通常時の10倍まで。

 

なのにシンフォギアの大当たり確率は1/199。

シンフォギアチャンス中は1/7.7。

 

明らかに10倍以上なこの確率は

確変中の確率では規則オーバーとなるため実現不可能。

 

ただ、小当たりの確率は入ったら必ず当選する仕様でもOK。

さきほど、羽根物の説明をしたのでわかるかと思います。

 

ちなみに、小当たりの当選確率は確変で上げることはできません。

保留ごと確率は常に一定である必要はありますが、当選率の上限はありません。

大当たり確率と関係なく超高確率で当選させることも可能。

 

これらの機種の早い連チャン仕様は

小当たりを引く=ほぼVに入って大当たりによって成立させていたのです。

 

例としてはシンフォギアなら

 

小当たりで玉を拾うとほぼVに入るアタッカー形状

→電チュー保留での小当たり確率は約7.4分の1。

 

1種2種混合機の1種とは羽根物、

2種とは通常のデジパチの種別の名称を指します。

 

通常時は図柄が揃ってそのまま大当たり、

右打ち中は基本的に小当たり→Vで大当たりになる仕様。

 

つまり、通常の左打ち中は普通のパチンコ。

右打ち中は開けばほぼVに入る羽根物を打っていることになります。

 

これらの機種も右打ちの状態は確変と認識している方もいますがそれは間違い。

 

実際は、時短です。

 

例えば、シンフォギアチャンスは7回の時短。

現行規則上、1種2種混合機に確変は搭載できません。

 

時短なので大当たり確率はそのまま。

小当たりは電チューなら常に1/7.4で当選する状態になっています。

時短状態になるまで電チューに入らないというだけ。

 

実は電チュー保留でも小当たり以外に普通の大当たりの抽選もしています。

あくまで時短なので大当たり確率は通常時と同じ確率ですが。

たま~~にあるVを狙って!にならずに発生する大当たりの正体はこれですね。

 

わずかな回転数で通常時の大当たりと同じ確率の大当たりを引いちゃってます。

基本的にはこの直撃でもV入賞と同じラウンド振り分け。

レアなわりには特典はとくになかったり…。

当たらないよりはいいですけど、気持ちはちょっと複雑ですね。

通常に戻ってから引いてれば初当たり1回引けてるので…。

 

 

また、CR ANOTHER(アナザー)など

CR Another FPS

大当たり以外で羽根物のようなV入賞抽選をするものもあります。

 

Vチャレンジなどと言われますがこちらについても

V入賞が内部で振り分けられているだけで小当たりであるのは同様です。

 

羽根物のところでも書きましたが、

小当たりは実際は大当たりの1ラウンド目。

 

なので16ラウンドの大当たりランプが点灯していても

1RがVを狙えの短開放なので、実際は15ラウンドと同様の出玉です。

 

補足しますと名称の1種とは一般的なデジパチ。

2種のほうは羽根物などのV役物搭載機を意味しています。

これを複合したものがこの1種2種混合機、というものです。

 

 

 

1種2種混合機の元祖ってなんでしょうねえ。

 

初代GAROが一番印象的ですが。

CR牙狼XX

 

 

小当たりから羽根物みたいな役物もついていたものもあります。

最初のやつは2005年にサミーから出たチョロQターボですかねえ…。

それより前にあるかどうかはちょっと記憶がないです…。

 

CRチョロQターボ

小当たりで液晶左の羽根が開いて、液晶下のステージに転がる。

2つついてる回転するタイヤ(磁石つき)を超えてVに入れば当たり。

通常の大当たりと小当たりからの羽根物大当たりが同居してる仕様でした。

たしかこの後に似たような役物つきでガメラとか出てたような。

 

小当たりとは関係ないけど

今の時代メインになっている大当たり中に

V入賞でSTに入るタイプの仕様は

豊丸のウイッチブレイドだったような。うろ覚え。

 

 

 

 

小当たりRUSHとは

 

では、ここからは小当たりRUSHの解説に入ります。

 

まず一般的なイメージとしては

「右打ちしているだけで勝手に玉が増えていく状態」でしょう。

 

そのくらいでも知識としては十分でしょうが、

ここではさらに詳しく解説していきます。

 

CR必殺仕事人Ⅴ 真剣豪剣

ひいてはP仕事人総出陣などで使われている仕様。

ぱちんこ 必殺仕事人 総出陣

 

他にもありますが、ここでは仕事人を題材に説明しましょう。

 

小当たりRUSHに突入すると

高確率で小当たりが発生して玉が増えていきます。

 

小当たりは電チューに入賞すると高確率で抽選され、

ヘソ入賞ではほぼ発生しない確率になっています。

 

では、同じ右打ちでもなぜ

時短中や総出陣にある普通の確変中には玉が増えないのか。

 

 

小当たり自体はRUSH中と同様、頻繁に発生しています。

先ほど説明した通り、小当たり確率は確変などで変動させることができません。

電チューに入った時は状態関係なく同じ確率で開くわけですね。

 

開く確率が同じなら時短中はアタッカーへの入賞を阻止する要素が必要。

時短中は電チューの開放時間、開放頻度がかなり多くなっています。

 

小当たり用アタッカーは

電チューのある部分を通過しないと入賞できない位置に。

 

時短中は、電チューがほとんど拾ってしまうので

アタッカーに届く玉がほとんどなくなります。

これで時短中は普通の時短と同じ扱いにしているわけです。

 

小当たりラッシュ中は電チューの開放時間と開放頻度が少ない。

電チューに入らないという事はそのままアタッカーの部分まで

なくならずに通過できる玉が多くなり

アタッカーに拾わせて玉を増やすことができるというわけですね。

 

 

 

ではP仕事人総出陣の振り分けを見てみましょう。

 

ヘソ

4R確変38%、突確20%、4R通常42%

 

電チュー

10R小当たりRUSH8%、4R確変50%、4R通常42%

 

斬ラッシュ中

10R小当たりRUSH8%、4R小当たりRUSH50%、4R通常42%

 

振り分けの内容は違うのに、確率の%数字は似てるところありませんか?

そう、結局小当たりラッシュ中でも

ラウンド振り分けは電チューと同じ確率です。

 

ではなぜラッシュ中は4R確変も小当たりラッシュになるのか。

いよいよ、最後の秘密に入ります。

 

 

 

 

 

 

小当たりRUSHの正体

 

では、小当たりラッシュってなんなのか。

こちらの解説に移りましょう。

 

小当たりRUSHの正体、それは

実はほとんどのみなさんが毛嫌いしている・・・

 

潜伏確変です。

 

電チューの開放抽選関係は通常時と同様。

でも、内部的には確変。

 

ほら…小当たりの要素を抜いたらこれ、ただの潜伏確変です。

 

ちょっと待った。

潜伏中なのになんで右打ちしてて図柄が回ってるの?

 

はい、その疑問は至極当然ですね。

 

じゃあ、試しに仕事人で警報音声が鳴るのを無視して

通常時に右打ちし続けてみましょう。

 

・・・なんと、RUSH中と同じような頻度で電チューが玉を拾います。

 

潜伏中は電サポ突入率の振り分けを変えることができます。

 

普通の台であれば「潜伏中に潜伏引いたら確変」とか、

潜伏をループしないように

電サポ振り分けを変更したりしている機種が多くありますね。

 

小当たりラッシュに関してはその逆。

「潜伏中に引いたら潜伏が継続」する振り分けを増加させる事によって

ラッシュの継続率を上昇させています。

 

あ、そういえば、小当たりラッシュ機は右打ち終了後に

電チューの残り保留がしばらく残ってるのは知っていますか?

 

たとえば、時短終了後にやめた台が

誰も座ってないはずなのに当たる・・・とかいう怪現象が。

 

これ、残りの電チュー保留が

ものすごーくゆっくり消化されているから起こるんです。

だいたいはずれ保留1回消化するのに10分くらいかかったりとか。

 

画面にはなにも起こらず、

ヘソのぶんと同時回転しているのでわかりませんがこっそり回っています。

 

保留変化とかするいつも見ている画面のところではなく、

画面の端の目立たないところとかにある保留の数を表示している数字や

盤面の端っこのほうでこっそり点灯している保留ランプを見るとわかります。

 

ヘソ保留に対応してる部分の保留が0になっていようとも

電チュー対応している保留が残っていたら裏でこっそり回っているんですね。

 

もし、ここで大当たりを引いていてその対応した保留に到達すると

回していない状態でもいきなり「大好機待機中」とか

そんな感じの画面になってしばらく後に突然大当たりが発動します。

 

 

仕事人であれば突然画面いっぱいに障子が閉ってカウントダウンが開始。

0になると突然大当たりが告知されるという演出が発生します。

 

以前総出陣打った時に発生したものを撮影していたので

見たことのない方は以下の動画をどうぞ。

 

 

 

P仕事人総出陣は甘デジ仕様のため、

右打ちの残り保留で当たる可能性も大幅にアップ。

 

前の人が即やめした台をしばらく打っていると

突然雷とともに紫の障子が閉る可能性もある・・・。

 

そのままずっと打つつもりならいいんですけど、

もしすぐやめる場合はちょっと嫌ですね。

 

自分が電チューに入れていた保留で引いたはずの当たりを

次に座った他人に意図せず盗られることもありうるので。

 

気になるなら右打ちの残り回数が4になったあたりで

打つのを止めて待てばいいです。

そうすれば残り保留を0にした状態でやめれます。

べつに、やっても得するわけではないのでどうしても気になるなら…ですけど。

 

 

この変な長変動にも意味があります。

先ほど説明した通り、小当たりRUSHは電サポなしの潜伏確変。

 

通常時でも右打ちしたら電チューに玉が入る仕様。

なので、この長変動がなければ

通常時右打ちし続けるだけで玉が増え続けるという異常事態に。

それだと置いてるだけで店が潰れるという

とんでもない機種になりますからね。

 

防ぐために、潜伏中以外の電チュー回転効率を

極端に悪く設定する必用があったわけです。

 

現行の小当たりRUSH機のは

ほぼ残り保留ゆっくり消化仕様があると思っていいでしょう。

 

ちなみに、小当たりラッシュ中は

電チューで保留を消化しているとは限りません。

 

例えば「暴れん坊将軍 炎獄鬼神の怪」とか。

P暴れん坊将軍 炎獄鬼神の怪FHX

 

小当たりラッシュ中、電チューの開放率はほぼ0%。

なのになんで右打ちでスタートが回っているのか。

 

普通の機種なら入ると玉が少し払い出されるだけの穴(ベース穴)の

ところを見てみましょう。

 

「始」と書いてます。

 

ここ、スタートなんです。

ここで回るようにする事によって電チューに玉を入らなくしているんです。

 

この機種の場合、ヘソと電チューの確変振り分けは同じ。

小当たりラッシュ中のみ確変割合が上がるなんていうシステムになってます。

時短中に当たっても確変割合が通常時と同じなんですね。

こんな仕様の機種もたまにあります。

 

電チューに拾われて小当たりの時に入賞しないのを防ぐために

こういった盤面構成にしている機種もありますが。

小当たりラッシュ機の仕様、意外と奥が深いです。

 

 

 

2020年追加更新

小当たりラッシュ機に潜伏はないのか?

小当たりラッシュの状態が潜伏状態なので、

基本的に小当たりラッシュ搭載機には

左打ちでヘソ消化をさせられる

一般的な潜伏確変は搭載されていません。

 

電サポなし確変=小当たりラッシュ状態であるためですね。

 

小当たりラッシュがある=潜伏確変が非搭載と安心して打てるわけです。

 

…ただ、最近その定説が通らなくなりました。

ダイイチの「天昇!姫相撲」

コナミの「ぱちんこGⅠ優俊倶楽部」の潜伏です。

 

これまでの常識を覆し、小当たりラッシュ機に潜伏を搭載しました。

 

おそらく、電サポ状態の電チュー開放確率を

通常時とほぼ同一に設定することで実現したのかと。

なのでどちらの機種にも「時短」が存在していません。

 

右打ちの状態は電チューではなく

電チュー保留扱いのポケット穴で消化されています。

(通常時も入賞可能だが、ロング変動になる)

 

その代わり、

「潜伏中の当たりで小当たりラッシュのチャンス」や

「〇〇回転消化で小当たりラッシュに突入」という

新しいゲーム性が実現されています。

 

例えば天昇!姫相撲は

「天昇リンク」発動16回転以内の当たりで

小当たりラッシュのチャンス。

(通常時の当たりからはほぼラッシュに直撃しない)

 

ぱちんこGⅠの場合は

当たれば必ずST150回。

(ほぼ初回は潜伏)

潜伏消化中の一定G数で発生するレースに勝てば

そこで大当たりを引いていなかった場合も

その直後から残り回転数ぶんの小当たりラッシュが発動。

 

潜伏=開かない電サポ確変

小当たりラッシュ=電サポなし確変

 

という仕組みによって従来と同じような潜伏を回させ、

電サポ回数切れ到達で小当たりラッシュ発動という仕組みを実現しています。

 

 

今後の機種は小当たりラッシュ搭載機でも

やめてはいけない状態があるかもと調べる必要がありそうですね。

しっかり予習しておく必要がありそうです。

 

 

 

 

 

小当たりラッシュの起源

最後にちょっとした小話。

最初に小当たりRUSHが搭載された元祖の機種は?

*元祖機種に誤りがあったため、修正させていただきました

 

こたえ

CR交響詩篇エウレカセブン

~真の約束の地~アネモネver

(西陣)

CR交響詩篇エウレカセブン~真の約束の地~アネモネVer.

2015年11月導入

 

西陣から発売された人気アニメ、交響詩篇エウレカセブンのパチンコ第三弾。

その甘デジ変則スペックです。

パチスロもいまだに続編が作られている、この業界でも現役の人気タイトルですね。

 

この機種の甘デジ自体はその一年前に出ていますが、一部の演出とシステムを改修して再開発したものになります。

アネモネの髪と同じピンク色だらけの枠が印象的。

(白い枠を使った店もありましたが…)

 

ここでは小当たりラッシュという呼称はまだ誕生しておらず

小当たりラッシュである「ブーストラッシュ」は「超確変」と呼ばれています。

 

大当たり確率は1/99。ST中1/51.2(50回転まで)。

確変割合は100%。

 

一見すると普通の甘デジスペック、50回のST機。

ですが、小当たり確率が1/1.02(開放時間には振り分けあり)。

液晶リールでベル図柄が3つ揃うと小当たりになりアタッカーが開放します。

 

アタッカーの払い出しは10発。

ST50回転完走時の増加期待出玉は415発。

 

全ての当たりにRUSHがついてくるので、

初当たりからスルーでも約2回ぶん以上の出玉が獲得できます。

 

…ただ、右打ち中の大当たりに難あり。

80%が出玉なし。

 

出玉なしに当選すると「上乗せ」という形でSTの残りゲーム数が延長されます。

(「+G」図柄が3つ揃う演出から残りゲーム数が変更)

まあ当然、上乗せとはいえ中身はSTなので残り50回転を超えることはありません。

 

一応大当たりなのでSTは再セットされますが、出玉がありません。

ST中の早めの段階で引くとなんの得にもならない。

それでいて、ST中の確率はST回数より低い程度。

 

小当たりで増やすシステムは斬新なものの、さほど連チャンに期待できないうえに右打ち中は大半が出玉がない。

結局、獲得契機を小当たりにする必要あったの?といった印象に。

 

基本的にあっさり単発終了、さしたる出玉もなく終了のイメージが強い甘デジでした。

通常時の演出が基本的に1年前の機種の流用だったのもマンネリ感。

システムは斬新だったものの、さしたる評価はされず1パチに流れていきました。

だいぶ前の機種のスペック違いとして制作したあたり、試作機だったとも言えるのでしょう。

 

結果的に稼働当時はパチンコユーザーから良い評価を得られませんでしたが、

小当たりラッシュ機の基盤を開発したというところは大きく評価すべき機種かと思います。

 

なお、この機種の小当たりラッシュが潜伏かどうかといえば、そもそもこの機種にはスルーや電チューがないのでなんとも言えないところ。

右打ち中はスタート穴に常に入賞させられる仕様でした。

通常時の右打ち消化遊技をできないようにするため「通常時の電チュー消化を10分以上にする」という右打ち不正対策をされています。

今も続く、電チュー保留の長変動はこの元祖機種から搭載されていたわけですね。

形が変わっている部分もありますが、小当たりラッシュの基盤はこの「超確変」から受け継がれています。

 

 

 

小当たりラッシュを標準搭載で開発された機種


CR逆転裁判(平和)

CR逆転裁判 249ver.

2016年3月導入開始

 

おそらく、「小当たりRUSH」という言葉を初めて使った機種。

ST確変にあたる「逆転RUSH」が公式に

「SUPER小当たりラッシュ」と呼称されています。

 


アニメも放送されていたニンテンドーDSの

法廷推理アドベンチャーゲームのパチンコですね。

異議あり!ってやるやつです。

 

当時はアニメが放送されていたわけでもなく、

好きな人は世代が限られていたかも。

一応、アニメの4年前には実写映画化されていましたが…。

 

今ではアニメを夕方の時間に2期まで放送され、子供でも知っているくらいの知名度です。

 

パチンコの後にパチスロも発売されたんですが

天井まで当たる気がしないような正直しんどいスロットでした・・・。

 

パチンコのほうも演出面のバランスがちょっとアレだったり、

確率の重いわりに小当たりラッシュの継続率が低かったりで

イマイチ流行らなかったんですけどね…。

 

 

大当たり確率は1/249とライトミドルにしては重い確率

初当たりの確変突入率は50%程度

もう50%の通常当たりだと時短はたったの20回

 

ほぼ1/500のパチンコ打ってるのと同じ

なのにST80回でST中の確率が1/65しかない

しかも右打ち中の大当たりの半分はたったの1R(小当たりと同様)

 

基本的にはRUSH入っても小当たりで1箱出て終了がメイン

通常時はやっと出たかと思ってもはずれまくる赤保留に金予告

 

こんな感じの機種でしたね…。

もう少し練って作りこんでいれば時代のキラーコンテンツになっていたかも。

原作が好きなだけに気持ち、非常に惜しい。

 

 

小当たりアタッカー賞球が12発で小当たりの出玉感はあったものの、

半分が単発時短無しであることと継続率の低さがネック。

 

ヘソと電チューはわかれているものの、同時抽選になっており

右打ちに入ってもヘソ保留が同時に消化されるので回避不能。

 

もちろん、この抽選は確変中なので約1/65の確率で当たる。

初当たり後に消化されるヘソ保留で当たると50%で時短20の画面に即転落。

1/500で入ったRUSHなのに、こんなこともありました。

(導入開始直後、隣の席のおじさんがこれで店員を怒鳴りつけていました…)

 

 

ただ、右打ち50%は約1500発の大当たりであり、

当たりを終盤で引ければけっこうな出玉になる。

うまく連チャンした時の出玉力はありました。

逆にうまくいかない事が多く、その敷居は高かったですけども…。

 

ちなみに、RUSH中に使用されるのはエウレカ同様、ベース穴の形状をしたスタートチャッカー。

ただ、逆転裁判にはわずか20回ではありますが時短が存在します。

時短専用の電チューがそれとは別に設置されているわけです。

 

ただ、この機種の時短20回で使われる電チューはヘソ保留扱い。

内部的に確変状態ではないので電チュー保留の変動時間も長変動。

…たった20回の時短ですが、そこで運よく当てても50%はカス当たり。

 

エウレカのゲージとは違って電チューが存在するので

逆転裁判の時点で「潜伏→小当たりRUSH」という逆転現象に変わっています。

 

この点はその後の機種に影響を与えた部分でしょう。

これによって小当たりRUSHと時短を両方搭載できるようになりました。

 

 

 

小当たりRUSHを一躍人気にした機種

 

必殺仕事人Ⅴ 真剣ver

CRぱちんこ必殺仕事人V

2017年5月導入開始

 

実際に小当たりラッシュが流行ってメジャーになったのは仕事人5真剣verから。

単発でも1000玉弱出て時短が100回つくという出玉の安定感や

ハマるほど玉が出る「次回大当たりまで継続」の小当たりラッシュが魅力でした。

色々な法則があったり、そもそもが京楽の看板シリーズでしたからね。

この機種の大ヒットがなければ小当たりRUSHは注目されなかったかもしれません。

 

結果的に甘いスペックになっていましたが、

 

STではなく次回まで継続のRUSHでハマるほど玉が増える感覚

確変図柄=RUSHという従来のパチンコの感覚にプラスした喜び

全ての当たりでまともな出玉あり

単発でも時短100回で引き戻しに期待できる

 

といった流れで、これまでのRUSHの不満点を改善しています。

ここで完成したとも言え、ヒットも納得でしょう。

 

私も当時、パチンコ行く度にこの機種ばかり打っていました。

STやバトルタイプが主流になっている中、

確変図柄で当たる喜びを久々に思い出せた機種でもありましたね。

 

なお、仕事人Ⅴでは電チューが電チュー保留扱いになっています。

そのため、時短中の当たりでも確変中と同じ振り分けの抽選を受けられるように。

 

長時間開放する電チューが右打ちの玉をほぼ拾うことで小当たりのアタッカーへの入賞を防いでいます。

これで時短中の玉増えを削減し、時短を時短として機能させることが可能になりました。

今のRUSH機にもほぼ搭載されている仕様ですね。

 

せっかく時短で当たってヘソの初当たりと同じ抽選ではがっかりです。

時短が100回で引き戻しに期待できるようになった状況で、

逆転裁判で問題だった部分を解消したのは大きいですね。

 

 

 

まとめ

小当たりラッシュは甘デジで開発されたエウレカに始まり、

出玉を控えめにしながらもその仕様を確立。

 

逆転裁判で潜伏を出玉獲得の大きな要素にする逆転の発想に昇華。

時短の意味はほとんどないものの、RUSH+時短の共存搭載に成功。

 

仕事人ⅤではそれまでのRUSH機のユーザーが不満だった点をほぼ解消。

出玉量に特化しすぎず、出玉を少なくせず。

万人受けするスペックで小当たりラッシュを世に広めました。

 

西陣のエウレカから誕生し、各種メーカーによって洗練されていったシステムが今も様々な機種に受け継がれています。

15発のロング開放で出玉量に特化したものや、ゲージ構成を工夫して小当たりの玉を多く拾うもの。

時短の電サポ回数が切れてからRUSHに突入させるもの。

今後も新しい試みの小当たりRUSHは生まれてくると思います。

そんな中、初期にRUSHを作ってきたこれらの機種。

ちょっとした時にでも思い出してしみじみするのも一興ですね。

 

 

このページと似た感じでパチンコ用語辞典を作りました

用語解説とその機能の元祖機種についても記載

(ついでに個人的な無駄話まで…)

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パチンコ用語辞典~用語解説から起源まで~

 

 







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