雑学コーナー

パチンコ用語辞典~機能の元祖、起源まで~

更新日:

 

初心者が覚えるべき基本用語から

上級者にも難解な専門的なものまで一挙解説。

 

基礎解説から雑学的に元祖機種のお話まで、

幅広く読めるように書いていきたいと思います。

 

書く事を思いつき次第、追加更新していきます。

 

 

↓5月31日、ちょっとだけ追加更新しました。

風車(ふうしゃ)と正村ゲージ

 

 

 

・ヘソ

 

スタート穴のこと。

ここに玉を入れることで画面の図柄が変動。

一般的な盤面構成の機種で

台を人の体にみたてるとヘソの部分にあることからこう呼ばれる。

 

基本的に通常時に玉を入れて大当たりを狙うのはこちらから。

ここに入った玉による抽選ぶんをヘソ保留と呼ぶ。

 

 

 

・電チュー

「パチンコ チューリップ」の画像検索結果

 

正式には電動開閉式チューリップ役物。

主に時短中や確変中に入賞させる事ができるようになる特殊なスタート穴。

スルーという箇所を玉が通過する事で開放抽選をし、

その抽選結果が当選であった場合に玉を入れることができるようになる。

 

開放には上記の通り必ずスルーの通過による抽選を経由する。

そのため、確変中や時短中であってもスルー通過なしには開かない。

スルーが右のみにある台で確変中に右打ちせずに左に打っていたり、

スルー付近に悪質な釘調整があるとろくに開かないという事態も起こりうる。

 

一般的な構成の機種では形状がチューリップの花のような形状であることから。

ただ、最近の機種では形状がチューリップ型ではないことが多い。

ここに入ったぶんの抽選ぶんは電チュー保留という。

 

 

・スルー

 

前述の通り、玉が通ると電チューの開放抽選をするセンサー。

形状や設置個所は機種によって違う。

 

一律して共通するのは入賞口ではない、という点。

スルーは名の通り通過するものであり、玉が入ると感知するものではない。

そのため、スタート穴と違ってスルー自体に賞球を払い出す用途は搭載不可能。

 

スルーによる電チューの抽選はヘソや電チューと同じように

余分に入ったぶん最大4個までの抽選を待機させる機能の搭載が可能。

電チュー開放抽選は大当たりの抽選とは別に独立して抽選されている。

 

通常時はほとんど開かない確率の抽選になっている機種がほとんど。

時短中や確変中に動作する用途で使われていることが多い。

 

ただし、このスルーによる抽選を大当たりにしている機種も存在。

最近でも設置されている機種で例を挙げると豊丸の「CRナナシーDX」

 

CRA SUPER電役ナナシーDX66VV

現在はナナシーDXⅡが稼働している

 

普通の機種でヘソにあたる部分が実際はスルー。

スルーに玉が通っても払い出しはないので通常時の玉持ちが他機種より減る。

この機種は電チューに入った保留は全て大当たりになる仕様。

ゆえに、電チューの開放=大当たり確定となる。

液晶で起こっているリーチなども全てスルー抽選の結果を演出している。

 

 

このような仕様を利用している機種はマルホンの「CR天龍∞」もそう。

 

CR天龍∞ 7000VS

よく見るとスルーの部分に「GATE」と書いてある

 

下部にある険しい役物突破から行きつく先はスルーである。

 

こちらも電チュー保留=大当たりだが、

スルーを通過すると必ず電チューが開く。

そのためスルー通過=大当たりという仕様になっている。

 

 

保留

画面の下部に表示されている機種が多い

 

パチンコはスタート穴に余分に入った変動を最大4個まで待機させる事が可能。

この待機させている変動を保留という。

保留している変動の数は液晶内のアイコンや盤面のランプで表示している。

 

ただし、当選の可否はスタート穴入賞直後に抽選されており

画面などで起こる演出はあくまでも演出。

内部的には先にメイン基板で当選結果の乱数を抽選し、

その後にサブ基盤で演出を抽選している。

 

当選可否は入賞した時点で決まっているので

当たりそうな予告やリーチの発生するはずれ回転も所詮はただのはずれ。

 

演出はメイン基板の乱数の部分のみ結果に参照しているので

〇〇がはずれた後は好調台です…などは現実的には原理上発生しえない。

気持ちの面でモチベーション維持要素としては考えてもいいかもしれないが…。

 

 

 

・先読み予告

 

入賞時に結果が決まっていることを利用して、

事前に期待感を示唆する演出を発生させる種の予告。

 

保留アイコンを変化させたり、チャンス停止目を出したり、

特殊なゾーンに突入させたりでその保留の期待感を示唆する。

 

こちらもサブ基盤で抽選している「演出」のため

大当たりの可否や発生する演出だけではなく

「リーチになるだけ」や「なにも起きない」なども保留点灯時に決まっている。

 

先読みの元祖は1999年販売豊丸産業製のパチンコ「勝負師伝説」である。

ふすまに青い花が咲くと保留内が大チャンス、というものだった。

初期の頃は搭載されている先読み予告はほぼ一種類で

発生すれば(リーチ発生で)高信頼度なものがほとんどだった。

 

 

2004年~2008年の間、先読み演出の搭載が禁止された時期があった。

再度搭載可能になった時期の最初の機種は「CR大海物語スペシャル」

今の海シリーズにも搭載されているハズレ停止後に下から泡の出る予告。

ただ、当該保留で魚群が発生するかも…?程度。

リーチにすらならないのがほとんど。

 

先読み復活の第一弾がこの機種だったが

これ以前の海シリーズには搭載されていなかったため

当時はこの泡の意味がわからない高齢者も多かった。

 

「リーチじゃないのに泡が出たぞ?壊れてる」と言われた経験がある…。

 

 

 

・時短

 

時間短縮変動状態のこと。

突入すると電チューの開放確率が上がり、開放する時間も長くなる。

また、通常時に比べて変動(主にはずれ変動)の停止までの時間が早くなる。

これによって、玉をあまり減らさずに高速で変動の消化が可能。

 

電チュー開放率が上がった状態を「電チューサポート状態(電サポ)」と言う。

なお、現行規則では確率変動を伴わない「時短」は最大100回転以内まで。

時短の場合、101回以上まで継続させることはできません。

 

「パチンコ 時短」の画像検索結果

大半の機種では確変とは違って時短とは表示せず

「チャンスタイム」などの名称で告知している機種がほとんど

 

 

・確変

 

確率変動のこと。

大当たりの確率が変動し、通常時より当たりやすい状態。

一般的には上記の時短の「電サポ」状態も複合したものを言う。

 

玉をあまり減らさずに高速かつ、高確率で次の大当たりを狙える状態。

確変と言うと従来の「次の大当たりまで継続するもの」を指すことが多い。

次回まで継続の確変であれば実質次の大当たりまで

高確率かつ玉をほとんど減らさず打てるということになる。

ようは、次の大当たりが確定している状態である。

 

 

 

・潜伏

 

潜伏確変。

電チューサポートがつかないまま、大当たり確率のみアップしている確変。

言い換えると、上記の確変の状態から時短の機能がない状態。

 

電チューが開かないので通常時と同じく玉を減らして打つ事になる。

だが、大当たりの確率が上がっているため通常状態より当たりやすい。

やめるにやめられなくなって追加投資をさせられる事が多い…。

通常状態か潜伏中か判別困難にし、演出で期待感を煽る用途の機種がほとんど。

 

内部的に確変だが画面で時短と区別がつかない状態も潜伏ともいうが、

一般的に指すのは上記の電サポなし確変のほう。

 

なお、電サポなし潜伏の初搭載機種は

SANKYOの「CRフィーバー銀河鉄道物語」

 

CRF銀河鉄道物語SF-T「2006年」

松本零士原作アニメの機種である。

(後にパチンコはマルホンに版権が移った)

 

初期の潜伏は盤面のどこかにある確変状態を表すランプ等が常時点灯していた。

だが、浸透していなかった当時は潜伏というもの自体を知らない人が多く

潜伏中なのに空き台!?なんて事態に遭遇する機会もよくあったものである。

(銀河鉄道物語の場合は盤面右下の縦長長方形の赤ランプ部分だった)

 

今の機種は電源を入れなおした時以外は

確変状態を示すランプ点灯の義務はなく、判別は不可能になった。

 

ただし、電源を入れなおした時のみ確変状態表示のランプが点灯する。

そのため、朝イチの状態のみ前日の潜伏が残っているかは肉眼で判別可能。

 

 

 

・突確

 

「暴走モード」の画像検索結果

突確の定番となったエヴァの暴走モード

 

突然確変の略。

ほとんど出玉を獲得できない大当たりから確変状態に突入するもののこと。

「出玉なし確変」などと言ったりもする。

 

アタッカーが高速開閉するため出玉はほとんど獲得できないだけで、

原理的に起こっていることは通常の出玉あり確変を引いたのと同じ。

 

出玉なし確変を契機に電サポなしの潜伏確変になる機種も多い。

 

なお、突確の元祖は2004年に平和から出た「CR木枯し紋次郎」

その次にはサンセイR&Dから「CR哭きの竜」が出ている。

 

ブームになって突確を浸透させた

2004年にビスティから出た「CR新世紀エヴァンゲリオン」

元祖と勘違いしている人が多いが、突確の元祖はエヴァではない。

 

 

 

・突通

「バトルモード終了」の画像検索結果

できれば当分見たくない画面

突然通常。

突確のように出玉なしの確変もあれば、逆に出玉なし通常もある。

前述の突確と同じでアタッカーが高速開閉で出玉を獲得できない通常大当たり。

こちらも、出玉がないだけで普通の出玉のある通常大当たりと中身は同じ。

大当たりを経由せずに確変状態から即転落させるために存在する。

 

突通の元祖は京楽から2005年に発売された「CRウルトラセブン」

確変のウルトラバトルモードで怪獣に負けると

出玉なしでモロボシダンモード(時短or確変)に突入。

高継続率+負けたら出玉なしというバトルスペックの基礎を築きました。

 

当時はヘソと電チューの抽選を別の振り分けにできなかったため、

通常時にも「突時(突然時短)」として存在。

ダンが画面手前にモロボシチャンスと書かれたカードを投げると

バトル敗北時同様のモロボシダンモードに突入でした。

 

余談ですが、セブンはモロボシチャンスが確変だった場合も

77回で当たりを引けないと通常画面になって潜伏になりました…。

 

ちなみに、後継機の「CRウルトラマン」では突時を引くとハヤタ隊員が

変身カプセルの代わりにカレー食ってたスプーンを頭上にかかげる。

 

「ウルトラマン スプーン 変身」の画像検索結果

うっかり間違えた原作の1シーンがパチンコにも…

 

この突通を利用したバトルタイプの確変は当時大ヒットしていた

パチスロ北斗の拳から発想したように見えますが

バトルタイプのパチンコ「CR北斗の拳伝承」が発売されたのはその後でした。

 

ただ、15Rが搭載されておらず大当たりの出玉が少なかったため

(継続率は80%ですが、当たりは全て7ラウンドor出玉なし)

北斗の拳伝承はセブンのような全国的ヒットとはならず。

(個人的にはわりと嫌いじゃなかったんですけど)

 

突確搭載の普通の確変機の「強敵」もバトルを求めていたファンには受けず、

初代北斗は甘デジの「北斗の拳STV」がヒットしたのみに留まりました。

 

バトルタイプ北斗の拳がヒットしたのは2000発出玉の大当たりを確保した

2008年に発売「ぱちんこCR北斗の拳 剛掌(ラオウ)」からですね。

ここでようやく2250発獲得できる16R大当たりを搭載し、

看板機種となるバトルタイプ北斗の基盤ができました。

 

新基準で継続率規制が解除された今、

80%を超える過去最大継続率のバトル北斗が登場するかもしれませんね。

出玉こそ1000発以下になれど、過去最強のケンシロウが体感できそうです。

 

 

 

・ST

STとは、「スペシャルタイム」の略。

特定の回数で終了するタイプの確変のこと。

決められた回転数までに大当たりを引けないと確変状態が終了する。

 

ST機の元祖は京楽から1999年に出た「CRジャングルパーク」。

 

「CRジャングルパーク」の画像検索結果

主役は微妙に山下真司似の野生マッチョ

 

*正確には竹屋から出た96年の「CRモンスターハウス」だが、

ST10000回であって通常の確変とほとんど同じになるため除外。

 

大当たり確率が1/239で確変割合が50%(ST中の当たりも50%で転落)。

ST20回、ST中確率は約1/24。

初当たりがやや甘く全ての大当たりが約2000発出るものとはいえ、

継続率が50%に加えてST20回到達でも転落という仕様は

当時主流の50%で次回までの確変機より連チャンの期待感は薄いですね。

 

 

この時点ではあまり受け入れられず普及しなかったのですが、

2007年SANKYOの初代「パトラッシュ」くらいからブームになります。

 

「CRパトラッシュRED」の画像検索結果

初代はブルドーザー

後にエアプレーンにSL機関車など

子供のおもちゃのような懐かしい見た目の役物が印象的

 

秀逸なドットアクションと新基準によって可能になった高い継続率。

ST中に当たったら必ず確変な部分も興奮したポイントだと思います。

現在シリーズは子会社のジェイビーに引き継がれJ-RUSHで出ています。

 

 

 

・転落抽選

通常であれば確変の終了は通常大当たりを経由します。

しかし、転落抽選形式の機種は大当たりを経由せず

内部で転落抽選に当選したら終了します。

 

前述の突然通常(出玉なし通常)による転落とどう違うのかと言いますと

「アタッカーの開放をいっさいせずに転落」という部分。

出玉なし当たりはおろか、リーチすらも発生せずいつの間にか終了が可能です。

 

なんでこういうものが可能なのかと言いますと、

現行のパチンコの規則では

「高確率(確変)に上げるのには大当たりを経由しなくてはならない」

「高確率から転落させるのには大当たりを経由しなくてもよい」

ということになっているからです。

 

確変になる時は最低でも出玉のない大当たりは発生しますが、

転落する場合は関係ないということですね。

転落にも必ず大当たりを経由する必用があるなら

ST機における「回数で終了」の確変も成り立たなくなります。

 

大当たりとは関係なく転落を別に抽選しています。

そのため、いつ転落したかの判別は不能。

(当該回転の大当たり抽選結果を表示する「セグ」をチェックしても無理です)

また、転落は大当たりと無関係なので

突然通常と違って表記された大当たり確率に転落が含まれない点も

大きな違いでしょう。突然通常は大当たりなので大当たり確率に含まれます。

 

転落抽選の元祖は2004年マルホンからの「CRウッディウッドペッカー」。

 

「CRウッディウッドペッカー」の画像検索結果

アメリカンコミックの赤い髪の鳥が出るパチンコです

 

個人的には奥村の「華牌 井出洋介の華麗なる麻雀」などが印象的。

今では花の慶次2なんかもこの転落抽選仕様で出ています。

 

最近は電サポが100回を超えても

確変なら転落まで継続の機種が多くなっています。

これなら100回で終了から潜伏に移行することはありませんね。

 

電サポ終了後に確変が潜伏になる場合であればやめ時の判断が困難ですね…。

(ウッドペッカーや華牌は電サポ終了時に確変だと潜伏に移行していました)

 

 

 

・CR機

CRは「カードリーディング」の略。

プリペイドカード(コイン型やスティック型の店もある)で遊技するパチンコ。

 

打っている状況を思い返すとわかりますが、

現在のパチンコは全て投入した現金をカードやコインに移して遊技しています。

現金を直接玉に換えて遊技する設計のパチンコは現代のお店にはありません。

(現金サンドの店はありますが、パチンコ機そのものはカードと連動した設計)

 

昔は玉貸ボタンやら残高表示もない「現金機」というものがありましたが

2010年の羽根物「Aネオビッグシューター」を最後に

頭にCRとつかない現金機仕様で設計されたパチンコは作られていません。

 

「Aネオビッグシューター」の画像検索結果

玉が回転する真ん中の穴に入るかがポイントの台ですね

今もアムテックス製のものが羽根物のあるお店では稼働しています

 

CR機の元祖は1992年。

6機種が6社それぞれから同時に販売開始されました。

本来の目的は店舗の売上情報をカード会社で集めて管理する形式にするため。

 

当初は券売機で何度もパッキーカードを購入して差し込んで遊技する仕様。

 

「パチンコ パッキー」の画像検索結果

テレフォンカードと同じ、使用後の残金に穴がついて返却されるカードでした

 

ただ簡素な使い捨てカードだったため、偽造による犯罪が多発したそうです。

中にはカード会社からお金を騙し取るためにお店が関与したケースも…。

 

現代ではカードごとに個別の番号の振られたデータ書き込み式になっています。

それぞれのカードの履歴を個別にデータ管理しているため、

カードの使用履歴はお店のコンピューターでも確認が可能。

不正はできないよう、進化しましたね。

 

まあ、その副産物として使い切る度に何度も離席して

券売機へ買いにいくという面倒なループになる事もなくなりました。

実質、今のサンドは券売機一体型のようなものですからね。

手軽さゆえに過去の仕様より投資が進んでしまうという弊害もできましたが…。

 

現在の新基準機種においては種別表記が「CR」から「P」に

変更されていますが、形式がCR式であることに変わりはありません。

あくまで今後のパチンコの型式名がPになっただけ、というお話。

 

 

 

・ミドルスペック

1/319付近の確率のパチンコの呼称。

現行機では上限最大確率。

 

本来のパチンコが1/300代の確率であったのでスタンダードな確率とも言える。

ただ、現在では1/500や1/400をメインにしていた

ギャンブル性を求める客層の行きつく拠り所でもあり、

旧来の全ての当たりで安定した出玉を取れる安定感のある機種と

極端な出玉振り分けをしたギャンブル性の強い荒波仕様の機種にわかれる。

 

初当たりの半分がほとんど出玉がなかったりするものも多い。

そう考えると1/319ではなく実質1/640みたいなもの。

打つ前にスペックをよく見ると想定した投資額以上にきついかもしれない…。

 

 

 

・ライトミドル

1/200付近の大当たり確率の機種。

確率の範囲が厳密に定められているわけではないので

どの確率の範囲をライトミドルと言うかは個人差がある。

 

ライトミドル機がブームになって普及したのは

2011年に京楽から発売の「CR銭形平次withチームZ(AKB)」の

大ヒットによるところが大きいと思われる。

 

「cr銭形平次 チームZ」の画像検索結果

後にAKBがでんぱ組に変わったそっくりなものが高尾から出ている…

 

そのあたりからこぞって各メーカーが1/199程度のスペックを

メジャーに開発するようになって今に至る。

 

1/399のMAXスペックと1/99の甘デジが主流だった時代。

MAXでは当たりが遠いし、甘では出玉が少ない。

そんな要望に応え、大当たり確率をおさえたうえで

現実的に狙える振り分けの16Rで大きな出玉を確保したのが大きい。

現在でも「CR戦記絶唱シンフォギア」などの急激なヒットなどの事例もあり、

ミドルスペックとうまく共存しているジャンルといえる。

 

「cr戦姫絶唱シンフォギア」の画像検索結果

不承不承ながら、完全聖遺物に勝てません

 

ただし、こちらもミドルスペック以上に実際に1/200なのかと言われると

違うと思える機種は多い。

 

前述のシンフォギアからしても初回当たり後の最終決戦突破率は約50%。

失敗すると時短もなく、報酬は甘デジ以下の出玉だけで終わる。

そう考えると実際はほとんど1/400を打っているようなものだったりする。

 

まあ、当たれば必ず最終決戦というチャンスに挑めるので

1/200でチャンスとプラスに思えるのがこの機種のいい所なのだが。

似たような仕様の確変機だと通常当たりを引いたら取り付く島もないので…。

 

 

 

・甘デジ

「大当たり確率の甘いデジパチ」の略。

「遊パチ」などの呼称でも呼ばれる。

主に1/99以下のものを指す(1/120付近も含む場合もある)。

 

当初はミドルスペックのものをそのまま出玉などを1/3にしたものが多かった。

アタッカーの払い出しが1/3だったり

ラウンド数がミドルの15が5ラウンドになっていたり。

 

ただ、現在は出玉のほかに確変確率などが大きく下がっているものも多い。

スペック自体はミドルより辛いのが大半になっている。

「甘い」は大当たり確率だけで「甘いパチンコ」ではない点には注意が必要。

 

甘デジの元祖は1998年に奥村遊機から出た

現金機「加トちゃんワールド」。

大当たり確率は1/67。出玉は約570発。

確変や時短は非搭載。

CR機ではなく、現金機という規格でしたので確変機能は搭載不可能でした。

(現在は全てCR機であり現金機は現在では存在しません)

 

「cr加トちゃんワールド」の画像検索結果

名前の通り、加藤茶のキャラが活躍するパチンコ

ちょっとだけよリーチなど、おなじみのギャグが印象的

後に「こぶ茶バンド編」として高木ブーと仲本工事の加わった続編も出た

 

 

現在の甘デジ海物語などで主流の短いSTのついた甘デジの元祖は2003年、

同じく奥村遊機から出た「CRモグッテお宝」。

 

「crモグッテお宝」の画像検索結果

大当たり確率1/79 確変中1/8

5回転のST機

 

 

続いてサミーが2004年に甘デジ仕様であるCRマーメイドザブーンを発売。

「デジハネ」シリーズを展開しはじめます。

 

ちなみに、デジハネという呼称はサミーの登録商標。

現在もサミーの系列メーカー以外の機種にはこの名前はついていません。

サミー以外が使うと商標使用料払わないといけないので…。

 

甘デジ全盛期、パチンコ店の甘デジコーナーのフラッグに

「デジハネコーナー」と書いてるのをよく見ましたが、あかんやつです…。

今でもこんな販促しているお店、ないですよね…?

 

甘デジの全盛期といえば協会が「遊パチ」を推奨した2005年付近かと。

このあたり、奥村の「CR黄金ハンター」をはじめとし「CR華牌」や

平和の「CRスキージャンプペア」など個人的に印象深い機種が多いです。

15Rや16Rがない代わりに当たり1回の出玉が多めだったのもポイント。

 

 

・小当たり、小当たりRUSH

 

以前に詳しく書いたのでこちら↓の記事をどうぞ。

小当たり、小当たりRUSHの仕組み徹底解説

 

 

 

 

・液晶

パチンコ機についた演出を表示する画面のこと。

説明するまでもないですかね…?

 

フルカラー液晶つきパチンコの元祖は

平和から1991年発売された「麻雀物語」。

 

「cr麻雀物語 初代」の画像検索結果

今もパチンコやスロットで萌え系の人気シリーズになっていますね

 

液晶を初めて搭載してなにがしたかったかと言うと…

 

女の子を脱がす

 

こちら、昔喫茶店などにあったゲームつきテーブル機やゲームセンターの

脱衣麻雀のイメージで作られた画面のパチンコ。

 

大当たりするとラウンドが進むごとに

女の子(今の麻雀物語シリーズの次女さやか)が脱いでいきます。

 

最終的には「もう、エッチ!」とかいって全裸。

液晶初搭載のパチンコは最終的にさやかの乳首が映るエッチなパチンコでした。

「スクープ!風上三姉妹、次女の意外な過去!?」と週刊誌に載りそうです。

 

記憶を辿るとポロリもあるよ!なパチンコはメーシーの乙姫が印象的。

最後に出たのは2002年のミニスカポリス2くらいまでですかね。

パチンコ店の健全化のため、その後は警察から指導が入り

ポロるパチンコは出なくなりました。…うん、健全化しましたね。

 

しかし、そんな男のロマンから始まった液晶搭載が今では主流になり、

「パチンコ=液晶で図柄を揃えるもの」が当たり前になっていった。

なんというか…エロの力はすごいですね。

ビデオデッキの普及もそんなんでしたっけ。…はあ。

 

余談だが、麻雀物語の長女まどか姉と三女のあやかなのだーは

パチスロ麻雀物語からのキャラなのでパチンコ麻雀物語の初代には出ていない。

しかも、最初の頃のあやかは「なのだー」とは言わなかった。

…なぜこうなった。

 

「パチスロ麻雀物語 初代」の画像検索結果

あやかと麻雀対決になると激熱だったので

「勝負だよ!」の声が台から聞こえる度に興奮していたものである

 

画面のキャラの顔がちょっとヘンとか言われるけど

慣れればだがそれがいい!になる…はず。少なくとも自分は。

 

 

・羽根物

通常のデジパチとは違って

1 オープンチャッカーに玉を入れる

2 開く「羽根」に玉を入れる

3 役物内のVポケットに入賞

という手順で大当たりとなるパチンコ。

 

オープン入賞のほか、羽根入賞も大当たり確率に影響するため

釘の状態と玉を飛ばす加減の調節要素がデジパチ以上に重要になる。

 

現在のパチンコでは羽根の部分をアタッカーとして区分しており、

羽根物のオープンは「小当たり」かつ

「大当たりの1ラウンド目」として扱われる。

 

そのため、羽根物でVに入って大当たりした場合のラウンド表示は

1ラウンド目を飛ばしていきなり2ラウンド目から始まる。

16ラウンドの大当たりなのに

15ラウンドしか消化できない?という疑問の正体はここである。

「1ラウンド目のV入賞で2ラウンド目以降へ継続させている」が正しい。

 

本来の羽根物は大当たりしてからも

アタッカーである羽根に玉を入れて出玉を得るタイプだった。

しかし、現在のパチンコではアタッカーは2種類まで搭載することが可能。

V入賞すると別の場所にあるアタッカーを開放させる機種も登場。

デジパチのようなアタッカーで気楽に消化できるタイプとして存在している。

 

羽根物の元祖は1981年に登場した平和の現金機「ゼロタイガー」

 

ゼロタイガー

ゼロタイガー

平和の月額アプリサイト「平和アプリMIX」に登録

もしくはアプリ「平和パチンコ横丁」を購入すれば

今の時代でもスマホで遊技体験が可能

 

開放した羽根部分に玉を拾わせ、

羽根が閉じる瞬間の動きでうまく玉が弾かれれば中央のVに玉が入る。

玉の入る動きこそ原始的なものの、盤面構成などは現代の羽根物と同じ。

現代になっても古き時代の姿が継承されているとも言える。

 

御覧の通り、元祖となった羽根物の「羽根」は

ゼロ戦戦闘機を模した役物のまさしく「羽根」部分であった。

そのため、「羽根物」というジャンルの名称が生まれたのである。

 

もしも、この最初に生まれた機種の羽根部分の形状が

人間型役物の腕だったりしたら「腕物」とか呼ばれていたかもしれない。

あるいは「脚物」だったり「ヒゲ物」になっていた可能性すらもありうる…。

 

 

 

・1種2種混合機

 

「第1種」とは通常のデジパチの抽選による大当たりを指す。

「スタートに入った時の抽選に当選」で大当たりになる方式。

「第2種」とは前述の羽根物「Vポケットに入賞」で大当たりとなる方式。

 

実際は今の羽根物は

小当たり(=羽根開放)→V入賞で大当たりという形式が実態。

 

1種2種混合機とは、それらを複合したパチンコ機を指す。

図柄揃いと小当たりからのV入賞の2種類の大当たりルートがあるタイプ。

現在設置されている機種を挙げるとシンフォギアや緋弾のアリアAAなど。

新基準機ではゴッドイーターもそうでしたね。

 

現在の機種は図柄揃い→右打ち中は小当たりからV入賞で大当たりが主流。

ただ、通常時に引いた小当たりからV入賞を狙えるタイプもある。

ANOTHERなど。

このタイプであれば単純に液晶当たりと羽根物当たりが同居している形になる。

 

源流を辿るとこの方式の元祖は

2005年の規則改定後の羽根物にあった気がする。

調べても情報が見当たらないので個人的な見解になるが…。

 

現在主流の「デジパチにV入賞を加えた」というものとは逆で

「羽根物にオマケで直撃当たりがついている」というもの。

 

最初は2005年に発売されたおそ松くんのチビ太が主役の

羽根物「CRチビ太のここで一発」だろうか。

 

CRチビ太のここで一発J10

チビ太のここで一発

同年、この前に役物などがまったく同じ形状の羽根物

「CRイヤミのここで一発」が新規則の羽根物第1弾として販売されている

 

羽根物なのに、オープンチャッカー入賞時の1/375という

途方もない確率で15ラウンド直撃当たりが発生することがある。

メインは羽根物で期待して打つものではないのだが…。

(ちなみにリーチのかかる入賞時は本末転倒なことに羽根が1度も開放しない)

実質、要素の逆転した1種2種混合機である。

 

現在主流のデジパチのシステムとして誕生したものの元祖は

2008年に登場した初代牙狼こと「CR牙狼XX」であったはず。

 

CR牙狼XX

初代GARO

もはや説明するまでもないヒット作

全ての牙狼シリーズはここから始まった

 

一度「魔戒チャンス」に突入するとV入賞による大当たりが高速でやってくる。

しかも出玉は全て1560発ほど出る15Rで継続率も驚異の82%。

その過激すぎる出玉性能に中毒になるパチンコユーザーが多発しました。

 

私的には高期待度の敵ホラー

ガーゴイル(演:板尾創路)に負けて悶絶したトラウマが…

板尾ごときに…

 

その内容が過激すぎたことで2009年、遊技機組合は自主規制指令を実行。

ギャンブル性高いとか警察から怒られる前に…と先行きを恐れた結果ですね。

これによって混合機の継続率は2/3以下とするとし、

初代のスペックであるすぐに当たるのがウリの混合機牙狼は姿を消します。

 

この自主規制は2012年に解除。

出玉期待値さえ6400発以下なら作ってもいいよ、と変更されました。

 

近年に「CR牙狼復刻版XX」というライトスペックの機種が出てましたね。

出玉は大きく抑えられていいますが継続率といい、内容は初代そのままです。

賞球が少ないのにアタッカーにぜんぜん玉が入らないとか

評判が散々でしたが、そこ以外は元祖の牙狼を打てるというものでした。

 

なお、初代牙狼といい混合機のV入賞を狙う右打ちの状態は時短です。

パチンコの規則で時短は100回以下となるので

大当たり中のバトルでホラーに勝って次回大当たり確定と思いきや

100回転以内にVに入らないと通常状態に転落します。

ぜんぜんVに入らなくて転落…なんてのもあるにはありました。

 

今の機種ではST機みたいなタイプで小当たり=大当たりだったりしますが

小当たりでアタッカーに玉を入れれないと無効になったり。

この仕様はVに入れるという物理的な要素が必須条件という弊害も少なからず。

 

 

 

・V確変機

 

本来、パチンコの規則では

ヘソと電チューで確変突入率を変えるというのはできません。

 

これを実現するために誕生したのがV確変機。

 

確変突入の条件を「V入賞」とすることで

本来のパチンコとは違ったスペックが可能になっています。

 

例1 ヱヴァンゲリヲン~超暴走~

ヱヴァンゲリヲン~超暴走~

継続率80%がウリの機種ですね

 

この超暴走、確変の継続率は80%ですが突入率は50%です。

先ほど書いた通り、

パチンコはヘソと電チューの確変割合が違ってはいけません。

 

では、なぜこれが可能なのか。

 

V入賞=確変 V入賞しない=時短

という仕組みになっているから。

 

これによって本来できないはずの確変の振り分けの違いを作れています。

確変も時短も区別はどっちもただの大当たりになっているから。

 

通常時と確変中の確変確率の違う台は全てこれです。

この方法なしでも電サポ回数は変化できるので潜伏などは差をつけられますが、

確変の割合は変化させることができません。

 

では、なぜ確変と時短が図柄や昇格などで決まるのか。

これは「Vに入るか入らないかは当たりの種類ごとに管理しているから」。

 

「普通に打てばVに入る当たり」と「入らない当たり」があります。

アタッカー内部にあるフタのようなものでコントロールしている。

確変の時はV穴を塞ぐフタが開き、通常当たりでは閉じたまま。

 

ちなみにエヴァ超暴走はマクロスと同じ形状のアタッカー。

4R大当たり時、2ラウンド目にV穴の奥を見て左に玉が流れるかに注目すれば

大当たり終了後の咆哮昇格が発生するか先にわかります…。

 

なお、当たりではなくV入賞という物理要素で確変か通常かを管理しているため

トイレに行っている間に当たるなど

V入賞させるラウンドでアタッカーに玉を入れずにラウンド終了してしまうと

確変図柄が揃っていようが16R確変だろうが問答無用で時短になってしまう。

 

そうそうないとは思うが、このタイプのパチンコではその点に注意。

アタッカーは一定時間過ぎると玉を入れていなくても1ラウンド終了します…。

 

 

このV入賞で次回まで継続の確変を管理する仕様の元祖は

記憶をたどると2015年発売「CR地獄少女弐」ですかね。(たぶん)

 

CR地獄少女 弐FPL

地獄少女シリーズの2作目

きくりの地獄祭り(初代)もこの機種がベース

 

STを管理する仕様はすでに横行していましたが、

V入賞で次回まで確変の割合を変化させた機種はこれのはず。

 

 

 

例2 牙狼GOLDSTORM翔

CR牙狼GOLDSTORM翔

近々新作も出ますが、まだ現役のGAROですね

 

こちらはV入賞ST機。

STタイプの確変突入率をV入賞で管理しているタイプです。

 

初当たりには通常当たりが存在し、

電チューの当たりは全てST突入。

ST中に通常図柄で当たってがっかり…の存在しないタイプですね。

 

元々、ST機は確変中にも通常大当たりを入れるか

もしくは通常時から全てST突入の大当たりにするかしかありませんでした。

 

そうなると、ST中にせっかく当たったのに通常当たりで時短に転落。

(それとは別の理由で継続率65%規制時の高確率ST機にもありましたが…)

限られた回転数で当たりを引いたにもかかわらず終わるというストレスが。

 

かといって、通常時も全部STにしてしまうと継続率を減らさざるを得ない。

(平均出玉が上がってしまい、一撃性に期待できるような機種を作れない)

 

元々、それを解消したのがこのシステム。

V確変機よりだいぶ先にV確ST機は作られています。

 

その初代となるのはもちろん

混合機だった初代の出玉規制などによって

V確ST機という次のステージに移った

 

CR牙狼 魔戒閃騎 鋼

CR牙狼魔戒閃騎鋼XX

 

 

 

…ではなくて

 

 

CRウイッチブレイド

CRウィッチブレイド 399WST

巨乳のママ(子持ち)がモンスター化して戦うアニメのパチンコ

原作はアメコミだが、アニメは日本製のオリジナル作品

 

2011年に豊丸産業から1/399のハイミドル機として販売されました。

当時、この仕様ぜったい流行る!って働いてたお店の店長に話した記憶が。

買ってくれたけど、この機種は流行らなかったなあ。

 

101回のST機で初当たりのST割合は60%。

電チューの当たりは100%確変。

ST中確率は1/60、連チャン期待度は82%。

大当たり出玉は全ての当たりで約1450発程度。

 

82%という連チャン率にはなにかの陰我を感じますね。

 

この機種の発売された時期はちょうど

一世を風靡した牙狼が2作目レッドレクイエムで出玉が大幅にダウンしていたり

牙狼が当たりを引く度に変身した中尾彬にボコられたりしてた頃の話。

 

 

ST機で突入さえすれば牙狼同様の継続率。

しかも出玉もほとんど同じ。

当時、個人的には大注目スペックでした。

コンテンツがマイナーすぎたとかが問題だったんですかね。

 

宣伝文句は「確変に革命を起こす!」。

…本当に起きましたよ。

 

このウイッチブレイドなしには

現在のパチンコスペックの大半は別のものになっています。

 

豊丸、すごい。

この会社、マジックミラー号に老婆やオカマ乗せたり

アンドレ星人に地球侵略させてるだけの変態メーカーではないぞ!

 

 

しかしまあ、ウイッチブレイドはそんな流行らなかったので

結果的にこのタイプは翌2012年に前述のV確ST機に生まれ変わった牙狼、

「CR牙狼 魔戒閃騎 鋼」で普及していくことになります。

 

牙狼の再来か!?と思っていた仕様が

まさか本当の牙狼に取って代わられるとはなんの陰我か。

 

でも忘れない。現に、私はこうやって覚えているんだもの。

V確ST機の元祖がウイッチブレイドだったって。

今のST機に革命を起こしたのは豊丸だったって…。

 

 

 

 

風車(ふうしゃ)と正村ゲージ

ぱちんこの風車上釘

 

風車はパチンコ盤面についている部品のひとつ。

玉が当たることで回転。

その回転速度や玉の当たり方によって玉の流れを変化させる。

 

釘と同居しながらほとんどのパチンコについているパーツです。

 

形状は真ん中にある一本の釘に、回る部品がとりつけられている形です。

側面からみると数か所の仕切りのようなでっぱりと

その間にできるくぼみで玉の当たる周囲は構成されています。

でっぱり部分に玉が当たることで風車は回転するわけですね。

 

当たる角度や強さ、回転中にぶつかって勢いを増すなどで様々な速度に変化。

これによって同じところを狙っていても一定ではない玉の流れができます。

中央に玉がうまくこなくなったな…と思ったら風車が影響してる可能性が高い。

逆に勢いで良いほうに偏ることもあるので回る台の判別はすぐにできないかと。

 

この風車、一本の釘についているためお店がその釘を叩くだけで調整可能。

意図的に左に流れやすくして回らなくしたり、その逆も可能。

ただ、風車自体の釘を変にいじくると玉が挟まって動かなくなったりするので

それ自体よりそこに誘導する釘の配列を調整する店が大半かと思います。

 

 

では、この風車の起源はどこでしょうか。

それはもはや今存在するパチンコとは大きくかけ離れた時代。

1948年、戦後の手打ち式パチンコの時代です。

現在多くあるパチンコの基礎はこの時代にできました。

 

当時はアメリカのスマートボールを真似て作られた手打ち式パチンコが主流。

手でレバーを弾いて玉を飛ばし、穴に入れば当たり…というもの。

簡素な盤面でこの手打ち式を作るとはじく力加減でほぼ同じ場所に飛ばせる。

うまい人は狙って高確率で当たりの穴に入れれたわけです。

 

この時代を覆したのが名古屋、正村商会「正村竹一」

パチンコの神様とも言うべき立役者です。

 

それまで技術で狙うことが容易だったパチンコに風車を導入。

釘の構成も現在のパチンコ並に多く配置し、当たりの穴も少なく変更。

風車で玉の流れを不安定にすることで運もからむ遊技性を広げました。

 

この現在のパチンコにも継がれる盤面構成を「正村ゲージ」といいます。

正直、この正村氏の功績なくして今のパチンコ自体もなかったかもしれません。

 

このパチンコの作りで特許を取っていれば莫大な財産を得ていたことでしょう。

…が、彼は特許を申請しませんでした。

 

「みんなで仲良く使うがええがや」

 

大ヒットし、パチンコの基礎を築いたこの盤面構成ですが

それを独占して儲けるより、みんなで共有してパチンコを良くしようぜ、と。

 

パチンコメーカーの本社や大型パチンコ店が名古屋に多いのもこの影響です。

現代のパチンコ発祥の地、とも言えますからね。

 

1975年、死去。

その後2010年、正村商会は11億以上の負債を抱えて倒産しています。

おそらく、正村ゲージの特許を取っていれば倒産しなかったでしょう。

パチンコが作られる度に特許使用料を取れるのでそれだけで儲かります。

 

しかし、もし特許を取っていたなら

現代のようにパチンコは全国的に広まっていたでしょうか?

このゲージを誰でも自由に使えたからこそパチンコ産業は急成長しました。

 

パチンコバブル、パチンコが数兆円産業として大衆娯楽の王となった時代。

そんな時代もなく、時代の陰にひっそりあるだけの娯楽になっていた可能性も。

少なくとも盤面は現在のパチンコとは違うものになっていたことでしょう。

 

正村氏の精神とパチンコの風車。

ここにおける歴史の動きはパチンコそのものの歴史であった…とも言えます。

 

「大丈夫、パチンコは孫子の代までつづくで」

正村商会という会社が倒産してもパチンコは今でも全国的に稼働しています。

本当に彼の言葉の通り、いやそれ以上に長く続いているパチンコ。

その歴史の根幹にはこんな優しい方の功績が今でも生きています。

それは小さなパチンコの部品にまつわる大きなお話…。

 

 

 

今回はここまで。

書くこと思いつき次第更新します。







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